やってみる事 ーこどもまつりにてー
先週の日曜日、安曇野市の「結家(ゆいや)」という施設でこどもまつりが開かれ、そこに行ってきました。
ここは発達障害や心のケアが必要な子供たちが集う施設です。北アルプスの登り口・中房温泉のふもとにあり、紅葉がきれいな木立の中にありました。
息子が自閉症という事もあり、こういう施設でのおまつりの方が楽しめるかと思っていきました。片道40分ほど。
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小ぶりな施設ですが沢山の人でにぎわっています。
このおまつり、いろいろな体験ができるのが特徴でした。
竹の棒を使った焚火のパン焼き体験
これは焼きバナナづくり。
縦半分にバナナを切って、好きなトッピング(チョコとか)を挟んで、アルミホイルで包み、紙パックの空き箱に入れて火をつける。そうするとじわじわ燃えて中が良い感じにとろけて美味しいです。家でもやってみたい。
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さて息子ですが、こういった体験遊びをやりながらもそわそわして、「ぼくにはしごとがあるんだ」と入り口の方へ。
施設利用の子どもたちと思いますが、5,6人の子たちが入場者にキャンディーを配る係をしていました。息子はそれをやりたかったらしく、職員さんにお話ししたらすぐにやらせてくれました。
嬉々として配っています。
普通はトレイから取ってもらいますが、息子は押し売り。みんなに飴ちゃんを配るおばちゃんです。こんな子がいても気にしない場所で良かったです。
以前だったら初めての場所や見た事のないもの・興味のないものなどには拒否が強かったですが、ずいぶんできる事が多くなりました。自分からやりたい事を買って出るのも良いなと思います。
この子なりのやりたい事を体験させて関心を引き出すのがいま大切かなと。
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さいごに、おまつりで「これお父さんにかってあげるね」と(ひとのお金で)買ってくれたバッジ。
結家の子の手作り。
わたしが最近怒っていることが多いので<いつも笑っていて>というメッセージのようです。
時々このバッジを見て、いまの気持ちを思い出します。