取り付け実例
接着剤(または屋外用両面テープ)による取り付け
はじめに準備するもの
接着剤、梱包用テープ(養生テープなど)、水平器、そえ木になるもの(ここでは段ボールを使っています)、ぼろ布、表札より一回り大きい段ボール
※ 紹介した方法では壁の取り付け面にテープを貼ります。壁の塗料がはがれないかを事前に目立たない場所で確認してください。
① 取り付ける場所を確認する。
ここではインターホンの上に表札中央が来るように取り付けます。
② 取り付け面をきれいにする
③ 取り付け面の水平を出す
きちんとした水平器がある方はそれを使ってもいいですし、最近はスマホアプリで水平器があるので便利です。
水平が確認できたら、下のそえ木(今回は段ボール)を固定します。
④ 左右の位置を決める
今回はインターホンと中央を合わせるために左右を決めています。これも決まったらテープで貼りつけます。
⑤ 接着剤を塗りつける
使い捨てできる紙皿などに接着剤を出し、取り付け壁面にヘラで塗ります。
今回はすべて段ボールで代用しています。
サイディングの模様によって凸凹の度合いが違います。一番の凸部に合わせて、他の部分に接着剤を盛り付けてください。写真はまだ途中です。実際はもっとたっぷり塗っています。
気温の高い日に施工しました。接着剤が流れ落ちますので注意しつつたっぷり塗ります。
※もし接着剤がたれてきても、そのまま放置してください。乾いてから剥がすときれいに取れます。あわてて拭きとろうとすると拭き跡が残ってしまうことがあります。
表札裏面にもたっぷり塗ります(写真はまだ途中です。もっと塗ってください。)。
凸凹した面に取り付ける場合、すべての面がしっかり張り付くわけではありませんので、表札裏面は全面に接着剤を塗り、さらに壁面の凸凹に合わせて接着剤の量を多くしたり減らしたりすると貼りつきがよいです。
使用した接着剤は両面塗布、10分ほど放置後に貼り合わせるタイプです。
⑥ 張り付ける
張り付ける前に、もう一度添え木が水平であることを確認してください。
貼りつくと修正できませんので、ここは慎重に行ってください。
⑦ 圧着する
しっかり張り付いたように見えても、完全硬化までには1日ほど時間がかかります。
落下・破損がないように壁面に押さえつけるように圧着します。
表札より一回り大きくカットした段ボールをあてて、テープなどで壁面に押さえつけるように貼りつけます。ちょっと見た目が悪いですが1日だけ我慢してください。
※表札には、じかにテープを貼りつけないでください。
⑧ 完成
屋外用強力両面テープでの貼りつけも基本的には同じ方法です。両面テープは取付面の凸凹によって向き・不向きがあります。ホームセンターにもさまざまな種類がありますのでご確認ください。こちらの取り付けは接着剤のように待つ必要がなく、液だれの心配もありません。
接着剤での取り付けは緊張しますが、丁寧に行えば大丈夫です。
自分で張り付けるとさらに愛着が増します。是非やってみてください。
サイディングへキーホール金具での取り付け
サイディングは垂木がない部分では厚みが1cmほどです。木ねじ等が効かないわけではありませんが、だんだん穴が崩れてしまうためにアンカー等を使用するのが間違いありません。
金属用のドリルビットで穴を開けます。サイズはアンカーのパッケージ通りの径で開けて、アンカーを金槌で打ち込みます。画像のアンカーはねじを挿入することでさらにきつく締まるタイプです。 ほかにも材の厚みに合わせたアンカーもたくさんあります。
この画像の表札の取り付け位置はインターフォンと照明の直線上で家主の任意の場所としました。
表札裏面にキーホール金具を取り付けています。釘が引っかかる位置を計測しておき、ねじを打ちたい場所に印をつつけ穴を開けます。 接着させるタイプと違い吊り下げタイプは水平調整が自在です。
ただし触れれば簡単に動いてしまいますので、今回は表札裏面の四隅に屋外用の両面テープを取り付け、壁面に軽く貼り付けています。
強い風が直接吹き付けるような場所、表札の前を行き来するような場所に取り付ける家、不特定多数の人が触れるような場所に取り付ける際は吊り下げ金具だけではなく、貼り付けの二重対応しておく事をお勧めいたします。
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