よくある質問

皆様からの質問にお答えします

 ラインや角丸仕上げは追加料金になりますか?

A. この二つは追加がなく無料で制作できます。

yoneyama表札
角丸仕上げの表札

基本的には追加の手間がどのくらい発生するか、で決めています。
角丸仕上げ(上の写真を参考)の場合は切り出す際はそれほど手間はかかりません。

画像の説明
中央にラインのアクセントがある表札

中央部のラインもそれほど手間はかかりませんのでご希望の場合は料金頂きません。
ただ企業マークや何かのモチーフとなる場合は料金発生する場合があります。ご了承ください。

 オイル仕上げと塗膜仕上げはどのように違いますか?

A. それぞれの良さと欠点があります。下記の表にまとめました。

    オイル仕上げ塗膜仕上げ
耐候性〇※
手触り・雰囲気
メンテナンス〇※
傷への補修×
紫外線対策
木の呼吸・反り×



塗膜仕上げは木材との相性が難しく、剥離も生じ得ることから使用を終了しました。

耐候性

オイル仕上げは自然に優しく環境に配慮した塗料を使用し、木材に浸透して表面に塗膜を作りません(塗布の仕方によって半塗膜仕上げも可能です)。木の呼吸を妨げませんが塗膜がないため、ある程度の撥水効果はありますが継続的に雨などにあたると木に水分が入り込みます。ただ塗料自体、ウッドデッキ等にも使用されるオイルなので、オイル塗料の耐候性としては高レベルです。

塗膜塗料は出来たては水分が入り込まず防水性がありますが、木材と塗料の密着が悪いと雨ざらし環境では早く剥がれ落ちます。原因は樹種による塗料の吸い込みが違うためです。

手触り・雰囲気

オイル仕上げの一番の利点でしっとりとした木独特の手触りが魅力的です。見た目も濡れ色となり深みのある色合いで,経年変化が楽しめます。

塗膜塗料は表面に膜を作るため手触りはツルツルしています。木が空気と触れないため経年変化は乏しく、色味はだんだん薄くなります。

メンテナンス

オイル仕上げの場合、オイル成分は自然と抜けていくため定期的な再塗布が必要です。軒下環境であれば1~2年に一回程度、あまざらしの環境だと数カ月~半年に一度は必要です。木の呼吸により表面の毛羽立ち、ホコリやカビが付着する場合もありますがサンディングとオイルの再塗布で目立たなくできるのがオイル仕上げの利点です。

塗膜塗料の仕上げはホコリや汚れを掃除するだけでOKですが、剥離が生じるとそこから水分が入り込みどんどん劣化が進みます。修理はすべて剥がして再塗布するか、オイル仕上げに変更する必要があります。

傷の補修

オイル仕上げは傷にやすりかけをしてオイルを塗り込むことによって補修をすることができます。やすりをかけることで木の色合いも復活しますし、ウォルナットなどは カラーオイルを塗って色を深めることができます。

塗膜塗料は塗膜そのものが丈夫です。ただ鋭利なものがあたると塗膜がはがれてしまいます。その際には補修剤で修理または当工房で修理することもできますが、難易度が高いです。

紫外線対策

オイル仕上げはいわゆる「濡れ色」になります。白色系の木材は飴色になり、濃色の木材はだんだん退色していきます。自然な色合いの変化がオイル仕上げの特徴ですが、ウォルナットなどにはカラーオイルを使用してあまり退色が激しくならないように調整しています。

塗膜塗料も徐々に紫外線による退色は避けられないため、ウォルナットなど濃色の木材はステインであらかじめ色合いを濃くしています。

木の呼吸・反り

オイル仕上げは木の呼吸を妨げません。また使用するオイルは反りやひび割れを予防する成分もあり、ある程度反りを抑えてくれます。ただし、雨ざらしや急激な温度変化があると木に反りが発生するのは自然な事で避けられません。

木との相性、また雨や紫外線による劣化など複数の要素が重なると塗膜ははがれてしまいます。
塗膜でおおわれているため木は呼吸できません。

それぞれの特徴を比較してみました。
雨ざらしでの塗料耐久テストも行っていますが、塗膜塗料で屋外製品を作ることの難しさを感じました。
また木の持つ力や魅力を引き出すのは、現時点ではオイル仕上げが最良だとおもいました。
そのため塗膜仕上げは当工房での使用を終了しました。これまで製作した方で剥離が生じ、メンテナンスすることは可能ですのでその場合はお申し付けください。

 オーダーはどの程度可能ですか?料金はどれくらいかかりますか?

A. サイズ、文字、厚みなど可能な限り対応します。値段も良心的です(と思っています)。

表札サイズは一番小さいもので12cm正方形ですが、もちろんもっと小さいものも可能です。ただ値段の大部分は制作時の手間ですので、その製品をどのくらいの時間で作れるか、他の製品と比較して値段を割り出しています。

チークの小さい表札
小さい表札でも手間は同じくかかります

お家の雰囲気やご家族の好みに合わせてオーダーメイドを出来るようにしたいので、文字や厚みもなるべく自由に選べるようにしています。

オーダー表札・栗

オーダー表札 モチーフつき

ご希望のサイズやモチーフを入れた表札も制作することができます。

文字に関してはおすすめフォント 日本語おすすめフォント 英語でおもなフォントをご提案しています。板厚も5mm~25mm程度まで切り抜き文字ができます。 装飾的で切り出すのが難しいフォントを除き、ほとんどの文字は基本料金の範囲内で制作可能です。

 表札など、木の製品は雨にぬれても大丈夫ですか?

A. 少しの雨なら大丈夫ですが、雨が当たらない場所がベストです。

木をはじめとする天然の素材は、自然に還り地球環境とともにサイクルを重ねてきた存在です。
木が風化し、腐れて自然に還るのは通常の成り立ちですが、それでもその風化する年月をゆっくりとさせて道具やモノとして使用してきたのが人の歴史です。
また木それぞれにも多種多様な性質もあり、燃えやすい・燃えにくい、水に強い・弱い、硬い・柔らかいなどがあり、その特性を生かしたものづくりが行われています。

木が腐る・腐食していく理由は、木材腐朽菌という菌が木に住み着き、木の成分を分解することで起こります。
そしてその菌が繁殖していく条件が、① 水分 ② 温度 ③ 酸素 ④ 養分(木材) で、それぞれの条件が整うと、どんどん腐り始めてしまいます。
逆にどれかの条件が足りないとなかなか腐らないという訳です。 

例として、ベネチアは海の街として有名ですが、6世紀ころから街の建物を建てるために海の底にたくさんの杭(カラマツ・アカガシワ)を打ち込んで建物を建造し、今の状態まで保持しています。なんと1000年以上もです。これほど木の杭が腐らずに保たれているのは、水分はあっても酸素がほとんどないという海中の環境のためだったからです。また、水に強い樹種を使用していることもその理由のひとつです。

みつより舎では、おもに広葉樹の硬い樹種を使用しています。また、浸透性の耐候オイルを保護剤として使用していますので、木の呼吸を妨げずに撥水効果や防腐効果があります。

ただし、上記のような腐ってしまう条件が整うと、どのような保護剤を塗布しても次第に腐食してしまいます。 雨に濡れただけでは腐る事はありませんが、ずっと濡れたままだと内部まで水分が入り込み、やがて腐食の原因になってしまいます。

みつより舎の表札は薄板で繊細な加工をしています。雨が染み込み直射日光や急激な温度変化などがあると、板の反りや劣化を早めてしまいます。

ですので、① なるべく直射日光のない、風通しの良い場所に設置する ② ほこりや汚れを取り除き、水分がたまらないようにする事が大切です。細かい場所の汚れはブラシや楊枝などで取り除いてください。
表札や看板の切り文字を浮き文字にしているのは、水分のたまりやすい基板への取り付け部分にも空気が通り、乾燥を早くさせるためでもあります。

昔から表札は玄関の軒下などに設置していますよね。あのような雨にあたらず、紫外線もあまり当たらないような場所がベストです。
当工房では使用している木材を雨ざらしにして曝露試験を実施しています。そこから得た特性や気づいた点をご注文されたお客様にお知らせして、よりよい製品づくりをしています。
曝露試験のブログをご覧になりたい方はこちらです。

18年3月追記
ときどきメイプル材を使用した表札にカビが発生したというご報告がありました。
白色系の木材はカビや汚れが目立ちやすい宿命もあります。耐久性の高い木材で、こまめにメンテナンスするのが長持ちの秘訣です。

雨ざらしの環境に表札をつけたいけど、どうしたらいいですか?

A. 耐久性のある木材を使用する、またはひさし付きの表札にする、シンプルなつくりにする事である程度対応できます。

最近のお家で多いのが「機能性ポール」と呼ばれるような、表札・インターフォン・ポストが一体になって独立して玄関アプローチに立てられているものがあります。メーカーにもよりますが、表札の取り付け場所はあまざらしのものが多いです。

雨ざらし環境にお勧めしているのが、耐候性のある木材です。

おすすめの木材

チークは木の内部に油分が豊富にある木材で、色味はいわゆるチーク色(明るめの茶色)です。油分が豊富なためか、木材の乾燥による木の動きが少なく加工性に優れています。 色味も重厚な雰囲気があり経年変化も美しく、軒下・雨ざらし関係なくお勧めの木材です。



檜はホームセンターでも安価に手に入りますが、当工房で取り扱う檜は木曽の天然木。木曽の檜は最高級の一つと言われています。天然の木曽檜で非常に木目が詰まった高樹齢の木材。柾目板ですので反りも少なくすっきりとした印象です。独特の香りがあり、最初は白色で日に当たるときれいな飴色になります。

独特の油分を含んでおり、耐久性が高い木材です。ただ軽く柔らかいという特徴もあるため、傷が付きやすいので注意は必要です。 雨ざらしの環境でずっと白色を保てるというわけではありませんが、手入れをしながらエイジングを楽しめる樹種といえます。

栗ははっきりした木目が特徴の白色系の木材です。タンニンを含んでおり鉄に触れると酸化して黒ずみます。
耐久性のあるこの木は、昔は鉄道の枕木や家の基礎に使われたそうです。現在は家の床材としても人気です。
檜同様、日に当たるときれいな飴色になります。

ひさし付き表札1
ひさし部分が木曽檜 ベースが栗 切り文字がチークです

ひさし付き表札2
2年ほど経過

雨ざらしの環境で気になる要素は雨、そして寒い季節の雪や氷です。水は凍ると膨張しますので、切り文字に雨が降り凍ると最悪の場合切り文字が破損してしまいます。それで雪や雨が切り文字にあたらないようにする方法として、ひさし付きの表札を考案しました。

耐候性のある樹種を組み合わせれば、色々な雰囲気で作ることができます。
写真の2年経過した表札ではひさし部分に木目に沿った汚れやカビが見られますが、全体的にいい雰囲気が出てきていると思います。
この表札のメンテナンス記事はこちらです。

どの木材でもそうですが経年変化はしますし、少しずつ劣化することは避けられません。
大切なのは味わい深く変化していく、という事だと思います。その点で木の表札はうってつけです。
時々掃除したり、オイルを塗布してメンテナンスしていくと味わい深い表札へと変化していくはずです。

傷をつけてしまった・壊してしまった場合はどうしたらいいですか?

A. ご自分での修理や、みつより舎で修理をすることができます。

木は削ったりくっつけたりすることが比較的容易ですので、修理することが可能です。

① 傷・穴の修理
目立たない場所の傷でも、雨が当たりやすい場所に設置している場合はそこから水分が浸透してしまう事もあります。庭師の人が、樹木を折らずにのこぎりで綺麗にカットするのは、切り口から雨水が入りにくいようにするためです。

少しの凹みでしたら、表札に霧吹きなどで水を染み込ませるか濡れた布を当てて、アイロンで熱すると木が膨張して傷が復元します。けば立ちが生じましたらやすりかけをして、オイルを塗布するとよいです。

別の方法として240~600番手のサンドペーパーでやすりがけをして、傷を滑らかにすると良いです。やすりの細かな傷が気になる方は、仕上げに800番のサンドペーパーで研磨してください。 保護オイルは内部まで浸透していますので、表面を軽く磨くだけなら大丈夫です。オイルの再塗布をお考えの方は、当ホームページのメンテナンスのページやブログのメンテナンスの記事をご参考にしてください。

穴に関しては、D・I・Yセンターや100円ショップ等で木材用パテが販売されているので、木の色味に近いものを購入して穴を埋めてください。 大事なのは、見た目もそうですが水分が溜まらないようにすることです。

手に負えないような傷や穴に関しては、みつより舎まで送っていただければ有償で修理をすることができます。

② 浮き文字が取れてしまった・落下させて壊してしまった
浮き文字はステンレスのピンを接着剤でとめていますので、取れてしまった場合は残っている接着剤等の汚れを取り除き、木材や金属を接着できる接着剤をステンレスピンに少量塗布して、元の穴に差し込めば直すことができます。

その他破損に関しては、有償になりますが、文字の一部や基板の作り直しでの対応も可能ですので、ご連絡いただければ対応いたします。

③ 塗膜塗料だったが水が染み込むようになった

角の部分や塗膜が薄かった部分、傷がついてしまった部分や木材との相性が悪いと剥離した部分から水が入り込むときがあります。
当工房に送っていただけるなら塗膜の補修や、塗膜を剥がしてオイル仕上げに変更することも可能です。困っている時は是非ご連絡ください。

 表札はどのように取り付けたらよいですか?

A.いくつかの方法があります。取り付ける場所に最適な方法を選択してください。ご自分でとりつけるか、施工会社や工務店、取り付けを請け負う便利屋さんなどに頼むこともできます。

接着剤を使ったベタ貼り
強力両面テープを使って貼る
フックを取り付ける
吊り下げ金具を取り付けて吊るす
強力磁石を取り付けてくっつける
などの方法があります。 ご自宅の取り付ける壁面がどのような素材かをよく確認してから取り付けることをお勧めします。

壁面貼りつけに関して、取り付け実例というページをご参考ください。
どの取り付け方法にも共通して言えますが、水平をしっかりと確認してから取り付けてください。 水平器で水平を出しましたら、ゆがみのない平らな板やボール紙などを水平線に合わせて壁に貼り付け、その上に表札を置いてそれぞれの取り付け方法で取り付けてください。

みつより舎で表札をご依頼された方には、オプションですが以下の金具を取り付けできます。

キャップ磁石

画像の説明
フェライト磁石という、磁石に鉄製のキャップがついたものです。磁力の方向性が一方向に向き、より強力な磁力で鉄製の扉や壁に張り付きます。
表札のサイズに合わせて数は調整します。取り付けてあるのですぐに張り付けることができます。

この画像の表札には、額などに使われるつりさげ金具がついています。万が一、磁石がはがれた時のために壁に接着フックを付けておき、それに引っかかるようにします。いわば保険です。

吊り下げ金具

画像の説明
壁面と表札に取り付けます。壁面の金具はお客様に取り付けていただくことになります。

壁面の金具に5mmほどの隙間があり、そこに表札側の金具を上から差し込みます(オスメス金具が逆の取り付けになることもあります)。
ぐらつく場合は表札の裏側にゴムやウレタン系のかましになるものを張り付けて壁面との隙間を埋めるとがたつきがなくなります。


キーホール金具

キーホール金具

写真は大判サイズの2個仕様です。 釘に引っ掛けるだけで簡単です。


取り外しができるようにすると、メンテナンスのためにやすりをかけたりオイルを再塗布するときにやりやすくなる利点があります。
注意点として、壁にべた貼りしてしまうと木やオイルの色成分が雨などで色落ち、壁面を汚してしまう事があります
またベース板への切り抜きがある場合、裏面に空気の通り道を作らないとカビや腐食の原因となってしまいます
スペーサーになるものを付けて壁から浮くように取り付けする事をお勧めいたします。
取り外しが簡単なのでいたずらに気を付けてください。

表札の漢字で、旧字や希望の文字はできますか?

A.できます。

最初からフォントに入っているものは通常通りにつくる事ができます。
入っていない旧字などに関しては、
●こちらで文字をPCで合成し、バランスを調整して制作する
●それでも難しい場合は手書きで制作する
となります。
実際に木を切る作業は難しくないのですが、データを制作するのは手間がかかるため、別途費用が掛かる場合もあります。