表札・看板の取り付け方法
当工房のようにネット上で表札や看板をご注文いただくと悩むのがお取り付けだと思います。
新築なら工務店の方にお願いするのも方法の一つですが、自分で取り付けたいという方も多いかもしれません。
取付箇所はお家によって様々ですので、表札の裏面は基本がフラットです。
基本的にお伝えしたいのは、当工房の木の表札はお客様にも定期的に手入れやメンテナンスをしていただきたいと思っています。取り外しが可能なお取り付け方法を選んでいただくとメンテナンスもやり易いので、ぜひご検討ください。
どんな場所に、どんな取り付け方があるのか、これまでの経験からご説明します。
在庫する取付用品
吊り下げ金具 A
木ねじが効く壁面にとりつけます。金具がより深く組み合うので一つでもしっかり吊り下げることができます。木の壁面やサイディングでも使用されています。素材は鉄・ユニクロメッキ製。
吊り下げ金具 B
上の吊り下げ金具よりも金具同士の組み合わせは浅いですが、複数組み合わせることでしっかり取り付けられます。
大きめの表札や横長の表札に使用することが多いです。素材は鉄・ユニクロメッキ製。
フェライト磁石
ガルバリウム鋼板など磁石が取り付く場所で使用されます。非常に強力なので通常使用で落下の心配はほとんどありません。ただし磁石の吸着力は取り付ける側の形状や厚みにもよりますので、事前に磁石等で吸着力を試されることをお勧めします。 フェライト磁石は腐食に強い性質があります。亜鉛めっきのキャップで磁石を覆う事により磁力方向を一方に向けて強力にしています。
磁石補助プレート
磁石がつかない場所にも磁石で取り付けたい、という場合の「磁石補助プレート」です。
フラットな場所には両面テープタイプ、木部などにはねじ止めタイプで、表札裏面の磁石が当たる箇所にこのプレートを取り付けることによって可能になります。
アルミ製の機能門柱やタイルのような壁面にも向いています。
磁石は取り外しや水平調整が簡単ですのでお勧めする取付方法の一つです。
キーホール金具
釘一つで吊り下げられるので様々な壁面へ取り付け可能です。中央に一つつける事で自然と水平が取れますが、触れば左右に動きます。よりしっかりと取り付けたい場合は2個をお勧めしますが、取付時に正確な水平を測る必要があります。コンクリートから木部壁面まで幅広くお使いいただけます。
縦長の表札でも一つでバランスが取れますが、金具を2つ使うとしっかり取り付きます。
※表札自体にキーホール加工することも可能ですが、木の表札なのでこすれて穴が破損する場合もありますので金具を使用しています。
ネオジウム磁石
切り文字を直接ガルバリウム鋼板などの磁石がとりつく場所へ。
よりシンプル・ミニマムな取付方法の一つです。磁石はメッキされていますがネオジウム磁石自体は腐食に弱い性質があります。
玄関ドアに直接貼り付けることもできますが、開閉される場所は振動で落下することもありますのでご注意ください。
スタットボルト仕様
壁面に表札を浮かせて取り付けられます。壁面に穴をあけて接着剤で固定する必要があります。
水平を測り取り付けしてください。塗り壁、木部、コンクリートに取付事例があります。
接着剤による取り付け
取り外しができないのでメンテナンスや清掃がややしにくいですが、手軽な取り付け方法の一つです。
タイルやコンクリートなど穴をあけにくい場所にも取り付けやすい方法ですが一発勝負の取り付けなので傾かないように気を付けてください。接着剤による取り付け事例のページがありますのでご覧ください。
塗り壁などにも取り付けされる事例もありました。
屋外用両面テープによる取り付け
接着剤と同等ほどの強力な両面テープです。最初の固定が早く接着剤のような液だれの心配もないので手軽な取り付け方法の一つです。ただし接着剤ほど凸凹面への取り付きがありませんので、フラットな壁に使用してください。
タイル、コンクリート、鋼板やサイディングには使用可能です。
U字金具
チェーン等で吊り下げたい方にこの金具を使用しています。
それ以外にも釘に引っ掛けることもできるので簡単な方法の一つです。