看板メンテナンス

梅雨に入り、しとしと雨が降る日が多くなりました。

昨年11月から門柱に小さな木の看板、それと各樹種の曝露試験を行っています。

この雨が多い梅雨の時期は、木の製品にとって試練の時です。
オイル分が抜けて保護成分が少なくなるとカビが生えやすくなります。なので雨ざらし環境や通気性の悪い場所に設置している方は、この時期に合わせてメンテナンスしてもらいたいと思います。

今回の看板メンテナンスは、実はうちの小さな看板です。
約7か月間、雨風直射日光の厳しい場所に取り付けていました。その結果がこれ。

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ベースの栗の板、飴色でしたが雨で両サイドの色が白っぽくなりました。中央部分は庇でカバーされて色が飴色のまま。ひさし効果がありました。

また栗の板は板目板でしたが、反りなど木の動きもほぼなく、制作時そのままの姿を保っています。

その庇部分は木曽檜ですが、こちらも少々白く乾燥気味で、また何度も雨があたり汚れが付着しているのも分かります。この辺りは花粉も多い地域なので、そういったものの影響もあります。

切り文字はほとんど変化なく、色合いも濃い色を保っています。チーク材です。

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裏面は通気性がそれほどよくないせいか、切り抜き文字の一部(表札の表の文字)が黒っぽくカビがついている感じです。

これをメンテナンスします。

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簡単ですが汚れを取り除きます。
固く絞った布きれでふきます。ひさしの汚れが取れなかったので、400番のサンドペーパーで軽くやすりかけをしました。

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使用している自然系のオイル、リボス社のカルデットを塗り込みました。
結構吸い込みが多かったので、やはり木が乾燥していたことがうかがえます。

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そして乾燥させて終了です。

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ベースの栗材の色むらもなくなり、すっかりきれいな看板に戻りました。新品ではない、少し味わいが出てきた感じがします。

いつも制作しているのでメンテナンスは簡単に感じますが、初めて行う方はちょっとドキドキかもしれません。

でも ①汚れ落とし ②できればサンディング ③薄くオイル塗布 ④余分なオイルをふき取り ⑤乾燥

これさえすれば表札・木製品は見違えるほどよみがえります。

注意点としては、当工房の表札は切り文字など細かなパーツがありますので、ふき取りやサンディングの最中に破損させないように気をつけてください。

もし破損してしまっても、ご連絡いただければ修理も可能ですのであきらめないで頂きたいです。

大雨の続く九州地方が心配ですね。早め早めの行動で大事に至らないように気をつけてください。

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