CAPICとは

比較的コロナの影響が少なくなったこの10月、子供の行事やそのほか様々な予定が多く、2~3日に1つは予定が入っています。 

そんな中ですが、先週子供の病院に行った帰り道、松本少年刑務所の矯正展に行きました。

松本市内の少し北側、信州大学近くの住宅街の中に「松本少年刑務所」があります。 
これまで刑務所そのものをすぐ近くに見たことがなかったため、身近にこんな施設がある生活があることに、十数年前に引っ越した当初は驚きがありました。
割と車通りも多い道沿いで、思ったよりもこぢんまりした広さで、高過ぎず低すぎない厚そうな壁がめぐらされています。

門の横には「刑務所作業品」と書かれている2階建ての小屋があり、どんなものか興味がありつつこれまで見ずに過ごしてきました。
先日通りかかった時、ちょうどイベントとしてテントが張られ、矯正展が開催されていて子供たちも興味を持ったために立ち寄りました。

目的の刑務所作業品ですが、これが「CAPIC(キャピック)」というブランドとして全国の展示場またはインターネットで販売されています。 全く知りませんでした。

CAPIC カタログ

品ぞろえは木製品から靴、ガラス製品、服飾など様々です。
どうもそれぞれの刑務所で作る品物は決まっているようで、松本なら木製品、京都は塗り物、となっているようでした。

矯正展 木箱

自分が購入したのは木箱。松本で製作しているものだそう。蓋つきで1500円。工具入れにしています。いろいろなバリエーションがあります。

矯正展 箸とトンボ玉

子どもたちが選んだのは、息子が塗り箸で娘がトンボ玉。
塗り箸は何回塗っているんだろうと思うほどしっかり色漆が塗ってあります。トンボ玉も非常に丁寧です。

カタログには「売上の一部で犯罪被害者支援団体の活動を支援しています」と書かれていました。

身近にあるすべてのものは多かれ少なかれ、誰かが作ったものです。 今回購入した木箱も箸もトンボ玉も、人が作ったもので、それが受刑中の少年(なのか成人の方か?)が作ったもので、どんな人が作ったのかを時々考える事があります。

自分がこれまで刑務所も受刑者も知らず遠い存在だったは頃は、それらの人が作った品物に偏見のようなものがあったと思います。でも収監されている人も身近な人の延長線上というか、犯罪になる事を犯してしまった、ただの人であって、受刑期間が終われば社会で生きるために、このように手に職をつけようとしているわけです。

大抵、被害者がいる犯罪を犯したから収監されているのであって、いまだ苦しんでいるかもしれない人の事を考えると複雑ですが、一方で出所後に再犯をしないような体制づくりとしてこのような制作・販売をしていることは良い事ではないかと思います。しかも値段も安く設定されています。

これらを作った人たちが刑務所を出てからも身に着けた技術を生かし続けているのでしょうか。同じ木工の職で切磋琢磨しているなら嬉しいです。もしほかの仕事をしているとしても、自分の作ったものが誰かの生活の一部となっていることを思い出してもらえたらいいですね。

コメント

  • 自分という作品

    今まで興味を持ったことが無かったのですが、「矯正展」やっていたら(いつでもやっているんでしょうか?)行ってみたいと思います。

    そして、その作品を●どんな人が、●どんな思いを抱きながら作ったのか?…
    🧠想像🧠してみたいと思いす。🥢 🪑

    誰もが切磋琢磨しながら、自分という🎨作品を作っているんですね!
    そろそろ⏳最終段階の仕上げに近付きつつある⌛️ので、大きな修正は出来ないとしても、微調整を重ねつつ少しでも良い作品にしてゆけたらと思います。


  • Re: 自分という作品

    >>1 コメントありがとうございます。
    矯正展は各刑務所で開かれるイベントとして行われているようですが、刑務所作業品の展示販売はいつでも行っているようですよ。興味があったらぜひ行ってみてください。



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