岡大入院記9 退院 帰路
今頃少しずつ寒くなってきました。
しかし今年は全国的な暖冬なのでしょう。 庭のフクジュソウとふきのとうが芽を出し始めていました!こんなに早くて出てきて大丈夫?と言いたくなります。
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松本の家に戻ってきて3日目。
おとといの1月9日に、子どもは無事に退院することができました。
心臓手術は手術自体ももちろん大事ですが、その後の経過も非常に大事です。合併症の危険や、心臓に水がたまっていないかを注意深く検査してもらいます。
術後の経過もほぼ順調だったため、先生たちのほぼ予定通りの退院だったようです。
ほぼ一か月間の入院と、妻の付き添い入院と、私のサポート通いの日々が終わりました。
午前中に退院できたので、岡山の友人に会って、その足で家路を急ぎ、途中で一泊。翌日ゆっくりと帰りました。
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今の気持ち。
子どもの手術が終わってほっと胸をなでおろす気持ちと、これまでの病院通いや妻は付き添いの生活からの解放と、これからやるべき事の焦りと、身体面の疲労感とその一方での運動不足で、頭がボーっとしているのがいまの正直な思いです。それでなんとなくブログの更新も億劫になってしまいました。
前の記事にも書きましたが、もっともっと長く入院している人たちもたくさんいます。サポートする親御さんたちもそれが日常になっていると思います。みんなタフに頑張っています。
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頭と体はひとつです。
きっと自分の心身の疲れや体験した出来事や感情が、まだ全体的にうまく処理しきれていないのだろうと思います。
日常の事に戻れるよう、摂生と日々の事柄を行っていきたいと思います。
そういえばだいたい時を同じくして、「グレートトラバース」という日本200名山を登りながら日本縦断をするプロジェクトに挑戦していた田中陽希さんも無事に達成していました。 このプロジェクトのHPを見るのは小さな楽しみでした。
この田中さんも日常復帰難しいんじゃないかなと思って親近感を感じていたり。でもこの方はプロのアドベンチャーだからこれが日常かもしれないです。
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一か月ぶりの自宅。照明のスイッチの場所や、食器のしまい場所など忘れていることが沢山ありました。まだまだ家に馴染んでいないのでしょう。
じつは明日からは親族のお見舞いに松本から宮城へ。非日常の日々はあと少しだけ続いています。
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子どもについて。
家に帰ってきて、自分のおもちゃというおもちゃをほとんど引っ張り出しては散らかして遊んでいました。どんな心理なのでしょうか。
子ども自身、大きな体の変化と入院生活・いろいろな体験をして複雑な感情がこみ上げてくるのでしょう。
いまでは母親がお風呂にいる時間でさえ悲しくてグズグズになっています。
この写真は手術直前の表情。
何も語らずとも気持ちが伝わるような気がします。
いずれにしても、手術が無事に終わり、家にも無事に帰ってくることが出来ました。
皆様に感謝いたします。
岡大入院記はひとまず終了です。