夏の山の辺
ここ連日猛暑です。日中の工房は35度でした。
少しでも過ごしやすい時間にと朝の時間に仕事をしたり、たまに散歩などをしています。朝5時の時点で外気温が22度。盆地の松本は結構涼しくなるので過ごしやすいと思っています。
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散歩で見かけたもの。
庭の柿。どうも今年は豊作の予感です。ありがたいのですが、必ず収穫しないと駐車している車がひどいことに…。いやいやありがたいです。
外塀の下にはコスモスが咲き始めました。
なんとなく秋のイメージが強いコスモスですがこんな真夏から咲いています。やせた土の上でも頑張って育っています。
私の住んでいる場所は山間の扇状地、高低差があります。少し古いお宅ではこの様な石垣を見かけます。
友人が石積みの仕事をしていますが、風化して草木が生えている景色は魅力がありますね。
これはねむの木。もっとたくさんの花を咲かせた木は、ふわりとした薄ピンクの雪を積もらせたような、不思議な雰囲気です。
葡萄棚もいたるところで見かけます。
こっちはデラウェア。一番早く出荷されるのはたぶんこの種類です。葡萄栽培もトレンドがあるようで、10年先を見越した新しい品種の栽培をしないといけないようです。
田んぼの稲も青々としてきました。
娘が「(あれ)なあに?」と聞いてきますが、意外と説明が難しいです。葉っぱ・苗・稲・お米になるもの…?
謎の蔦電柱も元気です。
最後に家のポストにセミの抜け殻。
セミの命は短いといわれますが、実際は土の中での生活がずっと長い生きもの。
日の光を浴びて懸命に鳴く成虫が真の命のように思われますがそれは人間の勝手なイメージで、日の光が届かない土の中も彼らの命の一期間。
むしろ決められた年月にしっかりと地表に出てきてさなぎから脱皮する自然の節理が本当にすばらしいですね。
土の中でも、地表でも、一生懸命と思っていないけど一生懸命生きている。それが良いですね。