いるもの・いらないもの

20年以上前に買ったハサミがあります。
結婚してから同じハサミを見つけて、また買ったので同じハサミが二つあります。

ステンレス製で、指を入れるところにだけゴムのリングがついているのですが、最近ふと外してみました。

画像の説明

断然こっちの方が良いです。

削ぎ落したもの、余分なものがなくなったものはうつくしいですね。

安藤忠雄という建築家が大阪に住吉の長屋という有名な家を建てました。何十年も前に長屋が立ち並ぶところにコンクリートの箱の家です。外観も素晴らしいですが、中庭が大胆に取られていて、二階の部屋からトイレに行くには屋外の階段を下りるという話です。雨が降っていたら傘をささなければならない家。

不便、というのが悪いこと・マイナスの事ではないですよね。
道具でも建築でも何でも、便利さや快適さを追及するより、そぎ落としたり、本質を求めたり、新しい価値みたいなものを付け足すと、うつくしいものになる、と思います。

スティーブ・ジョブズも使い込んだiPod(だったかな?)のステンレスを美しいと言っていました。確かに落として壊れてしまうのは嫌ですけど、ガチガチに保護して機種交換するときまでピカピカのスマホというのも変な感じです。

何が要るものか、何がそれらしいものなのか、何がうつくしさなのか、色々考えてます。

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