星生ホテル 温泉サインとトイレサイン

松本は梅雨らしい、少しジメジメ、曇りがち、時々雨降りの6月が続いています。

山恵の湯 木製サイン

前回、前々回からの星生ホテル様の館内サイン製作の最後です。

幅が約60cmの桜の無垢板に七宝文様の切り抜き、そして栃材の切文字を施しました。

サイズに合わせて板材も厚板で制作しましたが、この板に施した七宝文様の切り抜きが難儀で、時々作る表札の板材より何倍も時間がかかりました。

糸鋸盤は刃とアームが本体につながる長さの「ふところ」という部分が材料の取り回しができる限界範囲です。 体で例えると、指先に鋸刃があるとして、そこから脇の部分までが材料の最大長となるわけです。それより長いと切断している途中で材料がぶつかって取り回せなくなります。

引き受ける前に、材の大きさと切り抜きする場所の取り回しは計算していたので加工自体はできたのですが、材に重量があるので糸鋸盤の作業テーブルから板がはみ出してしまい、落ちないように下から支えつつ左右に動かし、細かく鋸刃を抜いて材を本体の反対側に移動してまた鋸刃を通して⋯と作業の手間が想像以上でした。
この加工分に関してはかなり赤字ですが、非常に勉強になりましたので大丈夫です(笑)。

そしてもう一つ、トイレのサインも制作しました。

星生ホテル トイレサイン

星生ホテル トイレサイン

こちらの場合は既存のサインプレートに貼り付ける仕様になるということで、薄めに仕上げる必要がありました。 温度湿度の変化であまり影響がない柾目板にしようということで、米杉柾目板を使用しています。サインのピクトグラムは元々の画像から起こして制作しました。

大きなサイズの製作をするとどれもサイズが小さく感じてしまいますし、簡単に思えてしまうのが不思議です。
よく野球で大谷選手がピッチャーで投げたあとのピッチャーの球が打ちやすく感じるという話を聞いたことがありますが、ちょっと似ているような気がします。

少し納期が伸びてしまいましたが無事に終わってホッとしました。

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