帰省3日目 震災遺構 門脇小学校

前回のブログの石ノ森萬画館からの続き。
萬画館からすぐ近くに日和大橋があります。その橋を渡ると震災でかなり被害を受けた南浜・門脇地域がありグーグルマップなどで見てもその被害は甚大です。
ここに存在していた小学校、門脇小学校が遺構として残っています。今回はこの場所を見学に行きました。

門脇小学校は津波によって1階部分が被害を受けましたが、波によって自動車やがれきが押し寄せて火事が起き、学校全体も火事となりました。当時はもっと真っ黒だったそうですが年月を経て煤も落ち、モルタルの灰色になりました。
地震の時は大部分の子供は先生たちと避難したため、学校にいた子供や先生は津波で亡くなる人はいませんでした。そのかわり早く帰宅していた子供が数人津波の被害に遭ったという事です。


受付を済ませて最初は体育館に入ります。ここに破壊された消防ポンプ車と軽自動車が展示してあります。ポンプ車は地震により車庫が開かなくなり、津波の後で車庫からだいぶ離れた場所に流されて発見されたとのこと。こんなに重量のある車も津波の力でめちゃくちゃになることが分かります。


小学校の外側に見学できる構造物が作られ、内部を見ることができるのと、当時の様子をドキュメンタリー映像で見ることができます。また震災時それぞれのエピソードがパネルで掲示されていました。
どうして生き延びることができたか、助かった後の誹謗中傷があったこと、津波で犠牲になることの現実、教訓、仮設住宅の実情など、時間があっという間に過ぎてしまいました。
印象的だったのは震災当日のドキュメンタリーを見るミニシアター。座席30席ほどあるのですが、様々な年代の人、子供が真剣に見入っていました。 おそらくはこの学校や通っていた人々に関係している人なのかと。それぞれ津波に関係する思いをもって見ているのかと思いました。
学校の周辺はまばらに家があります。おそらく震災後に建てられた家々で、当時まで築かれたコミュニティーがなくなり小学校も閉校されたそうです。
もし津波がまたやってきたら被害に遭ってしまう場所に家を建てるのは確かに難しい判断で、それまで築かれた地域の繋がりの復興を考えるのはとても難しいことです。
長い年月をかけて、また新しいコミュニティーができていくことになるのでしょう。