映画「国宝」
仕事をする最中、音楽やラジオを聞きますがamazonの朗読のアプリ、オーディブルを使っていた時期がありました。
数か月前に聞いた吉田修一の「国宝」が良くて、映画化される事が分かり楽しみにしていて、先日妻と見に行きました。

オーディブルのアプリでは本当の歌舞伎役者の方が朗読を行っています。原作の文体はですます調のなじみのない文体だったために最初は違和感を感じるのですが、この話し手の技術でどんどん引き込まれものすごいストーリーだったために、映像化を楽しみにしていました。
見た感想。
約3時間の映画が全く長く感じない、非常に心に残る作品でした。たくさん心揺さぶる場面を経て、最後のシーンとエンドロールに至るまで大感動。
内容はたくさんのブログやYouTubeで語られていますのであえて書きません。主人公含め主演の人々の演技、ストーリー、音楽、カメラ、すべてが本当によかったのです。こんな映画はなかなか無いのではないでしょうか。
小説は上下巻で朗読音声だけでも20時間ほどの長さのため、映画では語られていない人々の人生や出来事が詳細に書かれているためにストーリーとして壮大で重厚感があります。そのため映画の尺ではどうなるのかと思いましたが、そこは素晴らしい脚本のために同じストーリーだけど別物、という堂々としたお話にまとまっています。
歌舞伎を見に行った事のない人が多い世の中に送り出す映画ですので、そんな人々にも刺さるような演技とストーリーとのマッチングです。見たことのない歌舞伎がこんなに面白く美しい話なのかと思わせられました。
公開されて3週間、いまはどんどん口コミでの評判が話題になっていて大きな広がりとなり、リピーターも多い「国宝」。また見たい気持ちが分かります。すごい映画体験ですから。
子供が生まれてからは映画館に行くことも久しくなって、前回行ったのは息子と「ゴジラ-1,0」、その前は娘も連れて「シング2」と子供向けの映画。どちらも映画館で鑑賞して良かった映画ではあります。
でもこの「国宝」は本当に映画館で見てよかった。
様々なアイデアが出し尽くされてリメイクが多いですが、いまでも映画はこんなにも感動させるんですね。