羽化
2つ前のブログで青虫の飼育を書きました。
その時に蛹(さなぎ)だった「くーちゃん」が…
とうとう羽化しました‼
蛹になってからほぼ10日目。予測していた通りの日に始まりました。
そろそろかなと毎朝眺めていたら、とうとう蛹に羽の模様が見えてきました。あとで分かった事ですがこの縞々の模様は蛹が割れていたわけではなく、蛹の殻自体が透けるように見えていたようです。よくよく見ると全体が半透明の蛹になっています。
楽しみにしながら数時間。
仕事をしつつふと見に行ったところ、蛹の上部分がぱっくり割れていて、蝶になっていたくーちゃんが羽を乾かしているところでした。
学校を休んでいた娘は楽しみにして目の前にかごを置いていたにも関わらず、羽化の瞬間はあっという間で見逃してしまいましたが感動の瞬間。
調べていた通り、この蝶は「ナミアゲハ」でした。
とてもとても綺麗なデザインです。 あの小さな鳥のフンのような幼虫が青虫になり、そして蛹、そして蝶になるのを見ることができました。
こっちは幼虫からの絆があるように感じますが、成虫になったこの蝶にはそんなものがあるのでもなく、羽が乾いた後は飛び立ちたくてたまらない様子。
かごの入り口を開けると窓まで飛んで行き早く外に出たくてたまらないようです。名残惜しい気もしましたが、外に飛び立たせることにしました。
手につかまらせて外に出すと、勢いよく空に羽ばたきます。しばらく庭の木に止まっていましたが、蝶のタイミングでどこかに羽ばたいていきました。
子孫を残せるのか、それとも捕食者につかまってしまうのかは分かりませんが、蝶としての生命を全うするわずかな期間でも関わることができてとても充実感を感じました。
先輩あおむしの羽化を見ていたもう一匹の青虫。
もう少しでこっちも蛹になるような旺盛な食欲で山椒の葉を食べまくっています。こちらもまたご報告します。