何とも言えない

全国的に大寒波が来ると言っていたその日はさほど寒くはなく、むしろその後から-10℃の朝がたびたびやってきます。体はもう慣れているのか、それともしっかりと衣類を着こんでいるせいなのかそれほど寒い!とは思いません。むしろ寒さが厳しい時間帯の景色が見たくて外に出るという、変わった心理で散歩をしてしまいます。冬で縮こまった体を意識的にほぐさないといけない歳でもあります。

画像の説明

犬の散歩の足型でしょうか。たこの吸盤のように溶け残っています。

あーあと思う事。

柿 

柿の実。取られずにずーっと木に生りっぱなし。しぼしぼに垂れ下がって、地面にも落ちてしまった実のはじけた後が無数にあります。

木を植えた数十年前はどこの家でも実った果実を収穫して、おそらく干柿にして冬の糖分として食べていたはずなのに、今ではどこもかしこも取らない家がほとんど。

このモヤモヤした感覚はなんでしょうか。家の借家にも柿の木が実ります。収穫は結構労力がいるし、時に危険もあります。 高齢化が進んで収穫するのも難しいのかもしれないし、採っても皮をむいて干す手間も大変です。だからほとんどの家がとることなく放っておいているのでしょう。

実のなる事を期待されて植えられて、時が経って不要とされて実が朽ちていく。秋にこの姿を見るたびに、言いようのない虚しさを感じます。 人の好みが移ろいやすいのに対して樹は長く生きるからか?自然の恵みに対する感謝の欠如の象徴?よくわからない感覚が目を背けさせ、同時に見つめてしまいます。

誰かこの柿の実を使って新たな開発ができないものでしょうか。糖分はものすごいですから発酵させて何か作るとか、そんなことができれば一気に廃棄物から有効な原材料に代わるのに。柿酢というのはあるらしいですが、アルコールとかガスとか?
息子は木に実ったまま干し柿にならないのかな?なんて言っています。確かに実ってそのままブチっともぎ取って食べられたらいいかも。そういう品種ができたらまた人気復活したりするのでしょうか。

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