もうすぐ年末/猫の切り抜き

年末になってきました。 

いつも一年あっという間、と思いながら何年も過ごしています。
ただ子供や動物がいると、大人だけの日々よりも月日の移り変わりは感じます。 
長男は最近口笛ができるようになりました。娘は折り紙や絵が上手になりました。猫たちは外で駆け回り、近くの公園まで一緒にやってきて一緒にサッカーして遊ぶこともあります。
今現在、家族がそれぞれ元気で何事もなく共に暮らしているので、いつか振り返った時に幸せな時期なのかなと思っています。

少し前の依頼ですが、こんな猫のイラストが入る表札依頼がありました。

猫 イラスト

当工房が作るのはは切り抜きか切り出した文字を取り付ける木製表札です。 この猫のイラストはベースへの切り抜きにします。
難しいと感じたのが「眼」です。 黒い線の部分が切り抜きになるので、目の中が黒い穴になってしまいます。前も作ったことがあるのですが目の部分が大きな穴になればなるほど不気味なものになりますので、象嵌という技法で製作することにしました。
象嵌(ぞうがん)というのは別の薄い木材から同じ形に製作して、彫り込んだ部分にはめ込む技法です。伝統工芸品でも見たことがあると思います。
手が込むのでめったに行わない事ですが、絵のイメージを損なわないようにやってみました。
そして完成がこちらです。

画像の説明

眼の部分、黒い木材はウォルナット、白眼の部分にベースと同じ木材を使っています。
鼻や手の部分は繋げて切って彫り込む技法にしています。レーザー加工機がないのでこのようにしていますが、それでも何とかなるものです。

もうすぐ子供たちも冬休みの時期になりますので、仕事もぼちぼちとしかできませんが、年末年始、特に休みもなくやっております。よろしくお願いいたします。

※写真NGの表札なので猫の切り抜きのみ許可を頂いて掲載しています。

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