2021.10.20
カテゴリ:看板製作
愛溢れる看板制作
10月中旬になりました。
柿の葉もすっかり落ちました。
そろそろストーブを出したくなります。
今年春ごろからメールを重ね、デザインを考えていた看板が完成しました。
ケアプランセンターの方で、メールの文面からもとても明るく前向きなお方という事もよくわかり、元気いっぱいの看板を考えました。
まず楕円の丸いベースを作り、さらになだらかな球面を描くように削り、手彫りで表面に彫り込みを入れました。
それに切り抜き文字を入れているところ。
切り抜きをしてから球形にするかとても悩みましたが、切り抜きの繊細な部分が欠けてしまうはずなので、ベースを彫りこんでから切り抜く、通常の作り方にしました。
斜面のベースでも切り抜く鋸刃は垂直です。型の通りに切り抜けばいいのですがこのくらいの角度までが限度かなと思いました。
切り抜きしたベースに事業所名、そして周りに「ハートをいっぱいに」というご要望です。
中途半端より、もうたくさん配置しようと多めに作りました。
木そのものの色味で変化をつけようと、チーク、イチイ、ナラ、花梨、栗 で製作。
実際の取り付けは一発勝負なので、入念にPCで配置を考えて製作したのがこちら。
ああしようこうしようと悩みながら製作し、かなり個性的でインパクトがある看板になりました。
なにが成功か、正解なのかはわかりませんが、多少はご依頼主(ケアマネジャーさん)のご性格や愛情を表現できたのでは?と思っています。
少なくともこの看板を見た方は、このケアプランセンターのケアマネさんが愛情を持っているという事は分かりますよね。
難しい部分もありましたが作りがいのある看板になりました。