新しい書体の仲間

2021年が始まりましたね。
松本は本日雪が降り、うっすら雪が積もっている程度。ここのところの例年並みの降り方です。1、2、3月にドカッと降る雪が春まで残るような感じです。

コロナウイルス第三波は松本にもじわじわ。帰省した人からの感染確認が何例もあり、基礎疾患のある子供がいるので万一の感染を考えると人が多いところには行きたくなくなりました。
去年の今頃はこんな1年後を想像しなかったはず。来年の今頃もどうなっているか分からないですね。

年末年始は子供たちの遊び相手で終わりました。
いまが本当に手がかかる時期だといいのですが。外遊びやゲームやいろいろしんどかったなぁ…。

今年から、と言うわけではないのですが、少し前に導入したフォントがいくつかありますのでご紹介します。

京円 サンプル

漢字サンプル 京円

白舟書体の京円(きょうまどか)というフォントです。デザインの仕事をされている人、そうでなくても広告や看板で知らず知らずのうちに必ず目にしてご存じの方も多い有名な書体です。この度うちの工房でも使えるようにしました。
メーカーの紹介によると「筆のにじみを生かした円やかで上品な京の薫りのする書体」という事です。

表札には個性的ではありますが、安定の4番バッターを補強という感じです。


C&G 行刻

こちらはフォントメーカーC&Gの行刻というフォントです。 石に刻むような書体というイメージで一文字一文字がしっかりデザインされていますので、ご苗字にも合うと思います。

書体サンプル 顔真楷書

顔真楷書(がんしんかいしょ)。中国の顔真卿という書家をイメージしたフォント。きちんと読める正当な筆文字でゆったりと懐の深い印象です。

書体サンプル 行楷書

その名の通り、行書と楷書をミックスした書体。
楷書のカチッとした雰囲気を残しつつ、行書の滑らかさも併せ持っている印象です。

AR隷書体

AR隷書体。これは現代的な読みやすく隷書の雰囲気も感じられるフォントです。

日本語は文字の成り立ちと書体の力、その文字の字面、デザイン、一文字の意味深さがとても魅力的です。
特に苗字に関しては、なぜその苗字になったのか、どこからやってきたのか、それぞれのルーツをたどることもできる興味深い日本語です。

表札を作る者として、その魅力をかたちにできるのはとても光栄です。新たに導入した書体にも、それを作った人たちの情熱がたくさん込められています。
一つ一つの文字を大事にしながら今年も仕事を頑張ります。

またちょっとずつですが、新しい事を始めていく予定です。早く作品として発表できるように頑張りますので楽しみにしていてください。

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