松本ローカルガイド 土曜日の午後

少し前に万華鏡を作るイベントがあり、松本市教育文化センターに行ってきました。ここは我が家の近くなのですが、なんともいえない雰囲気と面白さがあるのでいつか紹介したいと思っていました。それで今回の記事にします。 松本のテッパン観光名所ではない場所ですが、いくつか組み合わせると市内在住の方でも余裕で半日が過ぎてしまいます。

土曜の午後のシュミレーションをしながらの紹介です。

まずこの教育文化センターは松本市街から東側、美ヶ原に向かう道路沿いにあり、松本駅からはおよそ10~15分、自転車でも頑張れば行けるような距離です。

その名の通りイベントや会議、教室が開けるような部屋があるのと、市内唯一のプラネタリウム・そして化学展示室があります。
プラネタリウムは土日祝日のみですが一日2~3回の開演。内容も子供が楽しめるアニメと天体観測の組み合わせになっているので家族で楽しめます。 満員になる事はほぼありませんので、時間を確かめて行けば入れます。コロナ対策も頑張っています。初めていくとその迫力に驚きます。
という事で午後の回の1時30分からの45分間を星空観察します。

プラネタリウムの時間→教育文化センターのホームページ

その後、同じフロアーにある「科学展示室」へ。
無料で入れるこの部屋、正確にはわかりませんが30年は経過しているかと思われます。いくつかの展示替えはありますが基本的な展示物は当時のままのため、なんともタイムスリップしたような、近代レトロ感を味わうことができます。

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入り口を入るとメインキャラクターのロボットがお出迎え。しゃべってジャンケンをしてくれます。(なんと声が声優、野沢雅子さん…だと思います)。

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発電の仕組みを学ぶ展示

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自転車発電でどっちが勝つか?ゲーム

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光学を学ぶ電話実験。モニターがブラウン管でいい感じです

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ブラックライトと鏡張りの部屋

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自然科学のクイズをボタンで回答。こちらのモニターもブラウン管のまま。今の子供はブラウン管も知りませんので教えるいい機会です。

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塩ビ管を使ったシロフォン。フライ返しのようなものでたたくと「ボン」と音が鳴ります。

他にもたくさん体験できるものがあり、レトロながら(何度もすみません)本格的なつくりで楽しめます。松本在住の子供なら、おそらく学校で一度は来たことがあると思います。
最新の科学ではありませんが、子供が触れられる優しい科学としていいと思います。少なくともうちの子供たちは大好きです。

科学館は現在リニューアルの計画が進んでいるそうで、この味わい深い展示もいつまでも見られるわけではないようです。懐かしい思い出をもう一度確かめたい方は早めに行くことをお勧めします。

プラネタリウム後の30~1時間を科学室で過ごした後、隣にある建物、「旧山辺学校」へ(写真がなくすみません)。
松本中心部にある「旧開智小学校」は国宝に指定されていますが、こちらも歴史は古く1885年の建設で、県宝として大事にされています。つくりも開智小学校に似ています。
最近まで何年も耐震補強工事をしていましたがそれも終了し、入場することができます。

旧山辺学校校舎の紹介→松本市のホームページ

展示内容はこの学校の歴史、教科書、近隣農村の農機具や風俗、文化財など。

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これは縄ない機。初めて知りました。

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石板に文字を書く体験。消しゴム代わりの布があります。

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当時の生活体験。

子供達には新鮮な昔体験。大人や年配の人には懐かしの道具に感心する事と思います。ここで30~1時間は過ごせます。

この後、まだ余力があれば車で20~30分かかりますが美ヶ原ふもとの「扉温泉」に行くのもどうでしょうか?緑に囲まれ秘湯の雰囲気が漂う良い温泉です。開放感のある露天風呂もあるのが魅力です。ただ山奥ですので路面の凍結・雪の情報を確かめてから行ってください。
そこまで時間に余裕がない方はこの教育文化センターから5分で行ける「白糸の湯」もお勧めです。近くに人家もあり雰囲気は扉温泉に負けますが、歴史も古く地元の人々に愛されている温泉です。どちらもリーズナブルな料金です。

扉温泉 桧の湯→桧の湯のホームページ

白糸の湯→美ヶ原温泉旅館協同組合ホームページ

新型コロナウイルスが最多更新を続けているこの頃ですが、時に気分転換を図りたいこともあります。
人が多く集まる場所から少し離れて、ちょっと近くの観光もお勧めします。 松本在住の方・近隣の方、たくさん松本に来たことがある方、こんな半日の過ごし方はどうでしょうか? コロナ対策をしながら楽しんでください。

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