表札の製作例 2020‐6

先回の製作例はシンプル表札を集めてブログにしましたが、今回はそのほかの作例です。
PCが壊れて交換したために、もしかして掲載Okいただいたのにご紹介できない方もいるかもしれません。お詫びいたします。

高野さん
素材:しゅり桜

長南様
素材:チーク

こちらの表札はパースの表札とパース「ではない」表札です。

パースは透視図の意味。平面に奥行きのある文字デザインを切り抜いています。もともとの書体はマキナスというフリーフォントです。

もう一つはご苗字をバースにしないで切り抜いた表札でしたが新鮮な出来でした。
どちらも下部の余白をご住所の切り抜きに使用しています。

ここからは正方形の表札のバリエーションです。

ブラックチェリーの表札

最初はブラックチェリーの正方形表札。
ブラックチェリーはアメリカ産のバラ科樹種。スーパーマーケットでブラックチェリーが売られていますが、その実がなる木です。 日本の桜と同じバラ科で経年変化していきます。

製作時に型紙を貼って切り抜きをしていますが、それだけで日焼け跡がついてしまうのには驚きました。

書体は白舟隷書です。

画像の説明

こちらはベース板がウォルナット、切り文字が桜です。
ご苗字の漢字が行書体です。

画像の説明
素材:栗

フレーム付き、栗の表札です。
同じ板からフレームも切り抜きましたが、うまくベースとフレームの木目が重なりました。
漢字は有澤楷書を使用。

画像の説明
ベース:天然木曾ひのき 切り文字:ウォルナット

木曽檜の表札です。塗膜塗料仕上げ。
塗料が少なくなったのを機に、こちらを最後に塗膜塗料・ウッドスキンコートの使用を終了にしました。

ご苗字の書体は教科書体。 

画像の説明
ベース:山桜 切り文字:ホワイトアッシュ
漢字書体:麗流隷書

画像の説明
ベース:しゅり桜 切り文字:ウォルナット
漢字書体:ダイナフォントの金文体

山桜としゅり桜の表札
山桜としゅり桜の比較画像

こちらの2つは山桜としゅり桜の比較です。
大きいほうの山桜ですが、しゅり桜よりも比較的色合いが穏やかで、しゅり桜はより褐色です。
ただ個体差もありますので一概には言えません。でも桜はいいですよね。

画像の説明
ベース:チーク 切り文字:ホワイトアッシュ
漢字書体:麗流隷書

最後は丸型の表札。丸の形もいいなあと思います。
表札のデザインには少し勇気がいるでしょうか?でも取り付けてみるといいですよ。設置例のページに掲載してあります。

画像の説明
素材:ウォルナット 書体:風来坊
最後は切り文字表札。
なかなか難しい文字の「鷹」。ポイントは下の4つの点。うまくつなげて強度も保って切り出しました。

切り文字はお客様が任意の場所に取り付けられますので自由度が高いですが、取り付けるときのバランスが難しいです。なのでなる文字はひとかたまりにして作ろうと試行錯誤です。 でも「小」の文字は仕方ないですねぇ。

最近はこのような感じの製作例です。
シンプルな表札が好まれるようになりました。

木にちょっとだけ自分の存在を告げてもらうだけで、なんとなくあたたかな気持ちになりますね。

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