この部屋の片隅に

自粛生活で時間を持て余す人もいれば余計忙しい人もいて、こちらはより忙しくなった方です。
忙しいと一番おろそかになるのはこのブログ。気づくと2週間以上も何も書かず。ダメですね…。

さて、うちの部屋の片隅にこんな箱が置いてあります。

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蓋を開けてみると

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!!!

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子猫3匹がぐっすり寝ています。

このいきさつを書きます。

5日前の事。補助輪自転車が楽しくなった娘が練習したいというので近所を一緒に散歩していました。
すると道の先に女性が2人。お姉さんがタオルで何かをゴシゴシ拭いていて、おばちゃんが何か話しています(二人は親子でした)。

娘が近づいていくと、子猫がずぶ濡れになっているのが見えました。手乗りサイズの黒い毛のずぶ濡れ子猫は本当に雑巾のようです。
聞くと近くの側溝で溺れかけていたのを助けたとの事。
3匹の猫がガタガタ震えてにゃあにゃあと鳴いています。

一通り拭いたものの、二人はどうすればいいか困っていたようです。というのもおそらく野良の子猫のようで、置いて行くのも心配なようです。まあ親猫が来てくれるんじゃないですかとポジティブな合いの手を私が言って、草むらに置いていきました。

すこし遅れ私たちも困りながら後にしようとしましたが、やっぱりどうにもかわいそうで連れてきてしまいました。娘は大興奮です。
漫画によくあるシチュエーションですが、出くわしたのは初めてです。

その後牛乳をあげてみたり、調べてそれはだめだと分かり猫ミルクを買いにいったり、次の日もいろいろ買いにいったりとバタバタしていました。

猫は実家で飼っていたものの30年も前なので、何が必要なのかさっぱりわかりません。ホームセンターに行っても選ぶ基準も分からず、ただ「子猫用」というものが唯一選ぶ目安でした。
でも猫好きの人ってたくさんいますね。友人にいろいろ聞いたり、心配して助けに来てくれる人もいたりして、ようやくエサも食べてくれるようになりました。

今日で5日目。子猫たちもすっかり落ち着いています。

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左のグレーの子猫が一番ずぶ濡れでガタガタ震えていましたが、温めて次第に落ち着いてくると一番やんちゃで好奇心旺盛。もしかしてこの子がいたずらして側溝に落ちたのかもしれません。

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一番真っ黒で一番ちびっこです。
おとなしくて一番落ち着きがあります。よく一人で小さくたたずんでいます。

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3匹目。黒白の猫。他の子もそうですが黒い部分はよく見ると縞があります。みんな片耳の先が折れているのが共通の遺伝みたいです。
この子は一番体が大きいのに一番臆病で、エサもみんながいなくなってからこっそり食べています。

体重を測ったらみんな400g前後。おそらく生後3週間ほどのようで、まだまだ親に世話してもらう時期のようです。
いまはすっかりリラックスして食べて遊んで寝ての気楽な家猫生活をしています。

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もう言うまでもないですが、かわいいです。
生き物の小さい頃は、お世話してもらえるようにかわいく創られているんですね。ホントにそう思います。これほど気持ちよさそうに寝ている姿を見るだけで幸せになります。

貰い手を探して張り紙もしていましたがやめました。おそらく1匹以上は飼う事になるでしょう。ただ、やはり3匹すべてを飼うのはむずかしいので友人知人に声をかけています。

「この世界の片隅に」という映画で主人公のすずさんが「この世界の片隅に私を見つけてくださってありがとう」というセリフがあります。でも猫たちからしたら、向こうが私たちを見つけたと思っているかもしれません。

近所を散歩しただけで動物を飼う生活に突入してしまいました。人生何があるか分かりません。

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