田渕さんのこと

先月、1月30日に田渕義雄さんがお亡くなりになったのを知ったのは、ついさっきの事。
隔月でエッセイを掲載している「ファイヤーサイドエッセイ 森からの便り」に、木工家・園芸家・作家の田渕義雄さんがエッセイを載せる1月末になっても掲載されず、どうしたんだろうと気がかりで更新を待っていたら、突然の訃報でした。

田渕義雄さんはアウトドアが好きな人、木工を好きな人なら少しは知っている存在かもしれません。

私が出会ったのは10代のころ。

実家で月刊誌「ビーパル」を購読していて、その中にエッセイを載せている方でした。 長野県の山村での自給自足のライフスタイルと木工や釣りの話に魅了されていたようです。 というのも後に好きな記事を切り抜きしていたら、田渕さんのエッセイがたくさんあってどんどん好きになりました。

それからもう数十年。
長野に引っ越してきてからはこっそりと家の近くまで行ってみたりしたこともありました。

田渕さんは赤いトタン屋根の寒い山小屋風の家を、何十年もかけて薪ストーブが焚かれる素敵な家に作り変えていきました。 そんな森暮らしの様子を細かに様々なエッセイで紹介してきたので、自分もすっかり田渕家に詳しくなっています。 
だからこの度の訃報も、親戚のおじさんが亡くなったかのようなショックでした。

私はまだまだ木工家とも言えない半端なものですが、田渕さんもまたアマチュアからコツコツ積み上げていった木工家。情熱を絶やさずにいればいつかは…と励みををもらっていました。

主を失った田渕家。長い年月をかけて作り上げた庭や工房、誰かが引き継いでいってほしいものです。

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田渕さんの生き方や思想は、影響を受けた人々の心に、火にくべられる薪のように暖かな力を与えてくれ続けるでしょう。 長い間ありがとうございました。私もあきらめずに頑張ります。

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