木材の曝露試験 3か月目

木材の曝露試験(雨ざらし試験)を始めて3か月が経過しました。
この間、雪が何度も降り、それが凍り、冬の厳しい寒暖差に木材がさらされています。

写真と印象をレポートします。

画像の左・白壁のが軒下、右のデッキが雨ざらし。

左から軒下のオイル仕上げ、塗膜仕上げ、雨ざらしのオイル仕上げ、塗膜仕上げの順です。

比較画像 1
上から紫檀、ウリン、カリンです

あまり写真では分かりませんが、紫檀とウリンは雨ざらしのオイル仕上げ、表面がかさついてきました。

ウリンは情報では色素が染み出ることがあると聞きましたが現状そんな雰囲気はありません。

カリンは雨ざらしの塗膜仕上げが色合いが薄くなり始めています。独特の透明感のある赤みがだいぶ薄くなりました。

比較画像 2
上からゲッケイジュ、チーク、ホワイトアッシュです

月桂樹は早くから色合いが薄まってしまいました。
チークは軒下の方が色味が濃いです。アッシュはあまり変化ありませんが、塗膜仕上げの方は白い色味が保たれています。

比較画像 3
上からミズナラ、ブラックチェリー、メイプルです

あまり軒下と雨ざらしの変化はわかりませんが、ブラックチェリーは軒下の方が濃い色味を保っています。

比較画像 4
クリと神代ニレです

神代ニレは若干軒下の方が濃い感じがします。

比較画像 5
上から山桜、しゅり桜、オークです。

山桜がだいぶ変化が大きいです。特に雨ざらしの方では色味が薄くなりました。しゅり桜は雨ざらしのオイル仕上げが少し表面が白くカサついた雰囲気があります。

比較画像 6
上からタモ、ウォルナットです

ウォルナットが塗膜仕上げだとだいぶ色味が薄くなってしまいました(実際の表札ではウォルナットの退色を計算に入れて、少し着色しています)。

ここから針葉樹。

比較画像 7
米杉、イチイ、サイプレスです。

雨ざらしのものは色合いが薄くなりました。

比較画像 8
中央から檜、秋田杉です。

檜も軒下の方が色味が濃いですね。

3カ月が経過して観察した結果です。

何度も雨雪、寒暖の差が激しい日々がありましたので、木材の表面も乾燥が感じられるようになりました。
それに伴い雨ざらしの環境では退色もあり、白色系の木材も飴色が薄まる傾向がありました。

塗膜塗料は紫外線による退色を保護するのは難しいですね。それでも紫檀やウリン、神代ニレは頑張っています。

こういう変化を見ていくと、やはりオイル仕上げの方が自然で、しかも風合いが良いと思いますね。
ただ色合いが保たれるかどうか、というのも大事ですが、木材のひび割れや耐久性も重要な要素です。

またレポートしたいと思います。

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