庇(ひさし)のついた表札

先日庇つきの表札を作りました。

私の作るのは木製の表札で、特徴として切り文字をベース板に浮き文字として取り付けています。文字が一段前に飛び出しているようになりますので、雨があたる場所では真っ先にあたります。細かく薄い木片ですので劣化が心配です。

うちの工房の看板として雨ざらしにしているこれ

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雨除けとしては役割を果たしていましたので、ご依頼のお客様の物にも取り付けることになりました。

簡単な制作過程です。

まずベース、フレーム、文字、ひさしを切り出しました。

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次にオイル塗布。3度塗りしています。

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寒い日はオイルを湯煎して温めて塗布します。
また耐水ペーパーでオイルサンディングすると導管の目止めにもなり、仕上がりがより滑らかになります。

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文字とフレームを取り付けてから、ひさしをつける前の微調整です。どうしても最初から決めた通りには行かないのが木です。現場合わせのようなものです。

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取り付けの時にずれないように、文字用のステンレスピンをダボ替わりにつけました。

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庇を取り付けます。ひさしの角度とおなじ木片を添えてクランプで締め付けます。ダボピンがないとこの時ずれてしまいます。

そして完成。

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自分の家の看板はただ上に取り付けただけだったのですが、今回はフレームもついた表札でしたので難易度が上がりました。
細かい部分はまだまだ改善の必要があるのですが、文字の保護という目的は果たしてくれると思います。ちなみにすべてチークで作成しています。

もっと色々な形のひさしも考えていこうと思っています。

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