2・3月の制作例
まだまだ寒さが残ります。
この時期は梅の花が咲いたりして、気持ち的に春近しと思うので油断して薄着してしまうんですよね。でもあと一週間で4月ですから、本当にあと少しで春がやってきます。
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なかなか制作例のページを更新できていないので、最近の制作した表札を一気にご紹介です。
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25mm厚のウォルナットを使用した木製のロゴです。6つのパーツで「M」の文字を表しています。
簡単そうにみえますがそうでもありません。
糸鋸盤で25mmの厚みになるとなかなか切り出しにくいのです。糸鋸の刃は柔らかいので、垂直に刃を当ててもまっすぐに切れていないことがあります。
その微妙な誤差を計算に入れてカットして、垂直を出すようにやすりかけをしてサイズ通りに仕上げますので見た目よりも手間がかかります。
丸鋸などまっすぐに強いパワーツールもあるのですが、仕上げなど考えると現在は使い慣れた糸鋸盤が早道でした。
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しゅり桜という桜の木材で制作した看板です。
サイズはA4サイズです。
切り抜き文字(凹)に漢字があるのが特徴です。
切り抜きでは物理的に繋げないと抜け落ちてしまう部分が出てきますので、彫刻刀で浅めに掘り抜いています。
この文字で言いますと「東「堀」などの「口(くち)」となる部分、島になってしまう部分と言えばいいでしょうか。
ベース板への切り抜きはどこか致命的な失敗をしてしまうとすべて台無しになるので、かなり気を使います。
その点切り文字(凸)は、やり直しがきくので少し気が楽です。
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次は表札です。
これは栗材を使った12cm正方形のフレーム付き表札です。
写真では分かりにくいのですが、切り抜き文字(凹)のアルファベットが曲がっているように見えてしまいました。でもきちんと作っています。
栗材は木目がはっきりしていまして、さらに柾目(平行に走る木目)の板だとそのような錯覚になることがあります。
これは作ってみて分かったことの一つでした。依頼者の方には説明してご納得いただいています。
漢字一文字のご苗字でしたので、大きくレイアウトすることになりました。 文字の選択、木材、書体の組み合わせで個性的な表札に仕上がったと思います。
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これは縦240×横120の少し大き目の表札です。
ベース板にメイプル、フレームと文字にブラックウォルナットを使用しています。
今回のメイプルには「木肌美人」という浸透性塗料を使用しています。 自然塗料ではないのですが、白木のカビ予防に効果がある塗料です。外壁に張り付けての使用との事でしたので、より雨に強いものを使用しました。
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これはフルオーダーで制作した表札です。
デザインを何度もメールでやり取りして決まりました。
ご苗字だけHP掲載不可のため、フレームのみアップしています。
ベース板が14cmの正方形。丸いフレームの太さは5mm。小さい丸にご苗字のひらがなが入り、大きい丸に縦に漢字で苗字が入りました。
これが小さい丸に入ったひらがな。4文字あります。
一文字1cmだったと思います。この文字の裏にピンを取り付けて、基盤に取り付けました。 この小ささが限度です。 全体的にかなり頑張った表札でした。
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これもオーダーサイズの表札です。
縦120×横185の基盤に文字のレイアウトをしました。
お客様とのEメールがうまくいかなかったため、FAXで画像などをやり取りしてつくりました。 ご苗字の切り抜き(凹)はお客様からのイメージするフォントを教えていただき、それに近いものを見つけて切り抜きました。
細いアルファベット文字で難しかったのですが、その分いい仕上がりになったと思います。
ちなみに浮き文字を載せる前の板もご覧ください。
切り抜きが上手くいくとそれだけでいいなあと思ってしまい、お客様にこのままでも?と提案してしまいました。結局は最初の案に落ち着きました。
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次もオーダーサイズ。厚みが25mmある大型サイズです。
縦195mm×横185mmです。
これもそうですが、大きいサイズの板に切り抜きをするのは緊張感があります。
出来上がるといつもほっと溜息がでます。
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こちらは桜材15cmの正方形表札。
アルファベットと漢字の文字は「白舟隷書」の書体です。
17mm厚の板がありましたのでそれで作りました。大き目のサイズになるときは厚めの板がバランス的に良い気がします。
在庫している場合はそのような提案をすることがあります。
ちなみに正方形12cmで13mm厚の表札との比較写真も載せます。
大きさで印象がずいぶん変わります。
苗字の下の数字、「8」などは構造上、島になる部分が抜け落ちてしまうため、やはり彫刻刀での掘り込みをしています。
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これは12cm正方形のスタンダード表札です。
レイアウトはそれぞれのお好みで作りますので、12cmというサイズの中なら自由にお作りしています。
こちらの切り抜き(凹)アルファベットは、小文字が縦8mmでした。切り抜きの限界の小ささです。なんとかできました。
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こちらも12cm表札のレイアウト違いです。
漢字のオリジナルフォントは「訓」が隷書独特の文字でしたが、ちょっとだけ修正して切り出しました。
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ほかにも作った表札はありますが、HP不可のものや確認を取らなかったものもありますので載せていません。ご了承ください。
それぞれのご家庭の大切な表札になることを忘れずに、丁寧に作っていきたいと思います。