岡大入院記8 振り返りの時期

2016年も始まり、岡山の小学生も学校へ大きな荷物を持って向かう姿を見かけました。 
私の住んでいた宮城県では1月7日まで休みだったと思います。暖かい地方の学校は冬休みが短いのかもしれませんね。

静かな年末年始を過ごしました。
入院生活ももうすぐ終わります。

先日手術した場所に張ったテープを剥がしてもらいました。
傷もすっかりふさがり、かさぶたもキレイに剥がれました。
特殊な医療用テープで、水は通さないけど湿気は通すゴアテックスみたいなテープです。ちなみに心臓の壁穴を塞ぐのはほんとに医療用ゴアテックスだそうです。

何度もバイタルチェックやレントゲンや採血をされて、ずいぶん慣れてきました。泣くことは泣くのですが、「これは仕方がない事なんだ」と受け入れているような気がします。

ほぼ一ヶ月間の入院でした。これは短くはありませんが、長い方でもないようです。

プレイルームで話した中学生の男の子は八ヶ月入院して院内学級に通っています。困難な症状の心臓病をもつ子どものお母さんとも知り合いました。
みんな「病気」という共通項で病院に集まり、知り合ったのが不思議です。

子どもはもう疲れることなく歩くことができています。
もちろん手術前の習慣やこだわりも依然としてありますので、私たちの思うようにはいきませんが、少なくとも体力を心配しすぎる必要がなくなったのは安心です。

食事のこだわりはまだまだ強いので、病院の食事は頼まなくりました。
病院の近くに たぬきやという人気のあるうどん屋さんでテイクアウトしてもってきたり、最近子どものマイブームの堅あげポテトのり塩味など、好んで食べるものを見つけては何とか食べさせて乗りきっています。

水分制限もほぼ解除となり、本人のストレスも少し減りました。

不自由な入院生活でしたが、もうカウントダウンです。
先生たちや看護師さん、お掃除の方々、私の住んだ家や必要物を貸してくれたり食事を届けてくれた友人たちのおかげで無事に終われそうです。この場を借りて感謝します。
そんな振り返りをする時期になりました。

この入院前後で習得したコミュニケーション能力。

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食べたいものがあると口を開けては食べたそうにする。親指を立てて口にいれて、食べさせてというゼスチャーもします。そして

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パクリ。このときはぶどうのアイスでした。

自分で食べることもまだまだですが、食べたいものにはっきりとした意思表示が見えてきたのは進歩です。

入院期間でも、ゆっくりではありますが着実に成長しています。

ほんとにあと少し、です。

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