こだわり
秋も深まり、とうとう朝の気温が一桁になる事も多くなりました。もう灯油を買ってこなければ。
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ひとは誰でも自然にこだわりを持っているものですよね。自分は何も持っていない、と思っている人でも、習慣だとか癖だとかであまりに普通にしている事なので気付かないものもあるでしょう。
例えばラーメンは○○味でなきゃ、とかビールは○○に決めている、とか。
うちの息子の発達障害では、そういった通常のこだわりがより強く日常生活に表れてくると言われています。 たしかにとても困っているわけではないのですが、様々なこだわりがあるんだなと感じています。
その中で一番先に思い浮かぶこだわりは、どこにでもミニカーを持ち歩くことです。というか、必ず何かのお気に入りを手にしている事、の方が正しいです(そのうちの9割はミニカーです)。
本当にどこにでも。家の中でも顕著なのはお風呂と布団。
お風呂は「おふろぶっぷ(ぶっぷは東北弁?)」といってお風呂をうながすと、お風呂で遊びたいミニカーを選んで、それから入りにきます。 シールが貼ってあるタイプだとふやけて取れてしまい、「キャ~」と悲しく叫んでいます。最近はお風呂用の定番が決まりつつあります。
あと寝る間際では、最近は欲張って抱えきれないほどミニカーを選ぶため、一つ増えるたびに腕からポロポロと落ちてしまい、見かねた妻が小さなバックに入れさせて寝床に入っていきます。どこかに出かけるみたいです。
昨日、散歩に出かけたときは(こどもはベビーカー)、なぜかおもちゃのカメラと、工具が入っていた箱を両手に持って出かけました。さすがに箱はボロボロだったし要らないだろうと声をかけましたがイヤと首を振って聞きません。
結局ずっと持ち歩き、最後の公園遊びでもずっと持ったままでした。
すべり台の階段をのぼるのも滑り落ちるのもずっと持ったまま。階段を上るのに手すりを持たないため、親は後ろから見守っています。
ミニカーを持ってきている時は、上から滑り落としてすごく喜んでいます。
自分も小さい頃は、何か買ってもらって嬉しいと枕元まで持って行ってたなと思い出しました。
うちの子どもはどんな気持ちで持ち歩いているのかな。
これまでの習慣と、手にしている感触と、心のバランス かな。でもかわいいものです。
散歩していたら、そば畑がすっかり色づいていました。
回覧板でも新そば祭りの案内が入っていました。
寒暖の差が激しい季節の変わり目、体調にはくれぐれも気を付けましょう。