夜の思い出

昨日今日と暑い日が続きました。
今日の最高気温は松本でも36度もあったそうです。

さすがにエアコンなしの家は熱がこもり、南側の窓を閉め切って換気扇をまわしてみるとかいろいろ実験しましたが、どれも功を奏さず。
首に濡れタオルをまいてひたすら耐えました。

夕方に下の街まで出かけて買い物しましたが、少しの高低差で全然暑さが違いました。もっともショッピングセンターのある街はアスファルトだらけで熱をため込んでいましたし、家のある方は畑や田んぼが多く、大気が冷やされているのが分かります。 小さな松本でもヒートアイランド現象がおきています。

先日、夕食のさなかに外から遠い花火の音が聞こえてきたので、思わず外に出てすべり台の上で眺めていました。

公園は家の目の前にあり、そこから南松本の夜景を眺めることができます。
昼間は暑いのですが、夜になると心地よい空気が流れています。

遠くに見える夜景の隙間から、小さな花火が豆粒のように見えました。

こんな夜と花火を見ると、9年前かな?、松本に引っ越して来た頃の事をありありと思い出します。

お盆の休みに、実家のある宮城県まで帰省しました。
当時はまだ20代で若く、体力はあってもお金はない時代だったので(これは今も同じ)、下道の一般道を夕方に出発して翌日の朝につくように夜通し走って帰りました。しかも軽自動車で10時間。

新しいものに鈍い自分は車にカーナビもETCも付けていなかったので、道路の選択も最短ルートではなく、通りたい道を選んで走っていました。 松本から山梨の甲府を通り、東京の端っこをかかりながら帰ると100kmくらい遠回りじゃなかったかな。それでも、知らない土地、知らない街を通るのがとても楽しかった。

夜の街は夜景で土地の形状がより際立って見える気がします。
なだらかな斜面に無数の明かりが灯っています。

夜風が涼しいので窓を開けて走っていました。
その道中、いたるところで花火を打ち上げていました。
記憶の中では花火の音が聞こえていた気がします。
花火の光がダッシュボードを照らします。

車で通り去る、知らない街の夜景や知らない花火大会の風景が、自分が遠い場所まで来たんだなとしみじみ感じていました。

妻と交代をしながら運転しましたが、全国地図を見ながらの運転だったのでほとんどは自分が運転しました。 翌日は眠気でせっかく帰省したのにグダグダになっていました。

今は無理せず高速を使うし最短ルートで6時間ほどです。
それでもあの頃の楽しさは時々思い出しますし、またやってみたいなとさえ思っています。

あまりブログに書くような事でもありませんし、なんだかキザな思い出話のようですが、こんな記憶も今の自分の一部なので書いてみました。
花火
なんだかよくわからない写真でした。

今週はずっと木を切ってました。
近々ホームページ内容を更新する予定ですのでその見本作り。
きっと欲しくなる…かも?

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