食べられる庭

松本は7月に入ってずっと雨でしたが、2,3日前から梅雨明けのような青空が戻ってきました。
東の美ヶ原、西の北アルプスが冴えわたっています。やはり天気が良いと気持ちが晴れ晴れします。

私たち家族が松本に住み始めて、今の家が3件目の借家です。
家は築数十年の味わいがありますが、庭もまた違った意味で味わいのある…。

今年3月に引っ越してきた時は、まだ厳冬期のような寒さで、柿の木も枝しかありませんでした。

でも4月に入ると、日当たりの良い場所からフキノトウがたくさん芽を出してきました。
その後、裏の西側の庭からドクダミ、フキ、ミョウガとシソが生え出てきました。

次から次と様々な植物が出てくるのを見て、思わずこれまで住んでいた人達のことを思いめぐらしてしまいました。

きっとどこからかフキノトウの根を植えて、春の訪れを目と舌で味わっていたのでしょう。
フキは信州名物のきゃらふきにして、ミョウガやシソは薬味として夏に食べたんだろうな。
ドクダミはお茶?薬草?
柿の木はきっと大家さんが植えてくれたんだと思うけど、秋が楽しみです。

広くはない庭ですが、立派な自給自足です。

そして多年草植物の、季節に芽を出してくる自然の確かさ。

何十年もかけて出来上がってきたこの庭の植生に、感心させられています。

ミョウガの葉っぱ

家も味わいありますが、庭も文字通り味わえる庭で、とても気に入っています。

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