左右対称はむずかしい

タイトルそのままなのですが、左右対称にものをつくるのは、手作業の仕事ではけっこう難しいと思います。

ものを作るのが好きなお父さんだったら、子どもに手作りのおもちゃを作ってあげたくなるのは自然な気持ちだと思います。
自分もそのひとりで、仕事の腕慣らしを兼ねておもちゃをつくりました。

自閉の子は手先の発達が遅れるらしく、細かいものをつかむ指の動きがまだ不器用です。なので指先を使うようなおもちゃ、それでいて数字も覚えられるような…と欲張った思いがこめられた数字の型はめパズルを作りました。

数字の型はめパズル

練習なので安く買えるSPF(スプルース・松)材を使い、10個の数字を切り抜いてみました。鋸刃を入れる穴が空いているのはご愛敬ですが、墨線通り切れているのでうまくいったと思って子どもに見せました。

ところが…

数字のフォントにもよりますが、左右対称・ひっくり返し文字の正確さが足りませんでした。

どういう事かというと、「8」という数字はひっくり返しても「8」の穴に入らなければなりません。
また「6」と「9」はひっくり返した時にそれぞれ別の穴にも入るようにしなければなりません。
「0」に至っては上下ひっくり返しても、表裏ひっくり返しても穴に入らないといけない。

表面に塗装をすれば入るべき穴が決まっているのでいいのですが、無塗装で同じ色のパズルですのでひっくり返っていてもその穴に入らないといけない。
これは作ってみないと分からなかった盲点でした。
大人がやっても混乱するパズルなので、子どもがやったらなおさらです。

せっかく数字が分かっているのに表裏が逆なだけで入らないのはストレスってものです。
さっそく微調整して何とかはまるようになりました。
簡単なように思えることでも、やってみないと分からない難しさってありますね。

新しい遊び方?

子どもはというと、次第にパズルにも飽きてショベルカーの荷物として遊ぶようになりました…。

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