2017.12.08
カテゴリ:文字について
風来坊が来ました
雪がちらつくような寒さです。
本格的な冬が始まります。
表札に使う漢字書体は「おすすめフォント 日本語」というページに掲載しています。
フォントメーカーはたくさんありますが、時々お試しとして「教育漢字」の範囲でフォントを無料提供している会社があります(「教育漢字」というのは小学校で習う範囲の漢字で現在1006文字あるそうです)。
いくつかのお試しフォントを取り入れているのですが、ご注文をされるすべての方の漢字をカバーできないため、ホームページ上では掲載していません。ご相談をいただいたお客様の中で、この「教育漢字」で制作できるご苗字の方には提案していました。
みつより舎は小さな工房なのでバリエーション豊かなフォントの提案ができないのですが、この度、昭和書体の「風来坊」という書体を正式に導入ました。
おすすめフォントのページにも掲載しましたが、このような文字です。
有名な「京円(きょうまどか)」というフォントに似ていますが、個人的にはこちらのフォントの方が気に入っています。京円はちょっと使われ過ぎかな…と思っていたのでこちらが良いと思っています。
下の写真が制作例です。
シンプルなご苗字の方などにいいかもしれませんね。
文字の細い部分は強度が保たれるように太字にします。
今お考えの方、まだ制作始まっていない方でもご希望あればまたデザインしますのでお伝えください。毛筆書体の漢字の一つとして検討していただければと思っています。
このブログをご覧になっている方でも、自分のパソコンに個性的な書体が欲しいな…とお思いでしたらぜひネットで検索してみてください。 フォントの奥深い世界が広がっていますよ。
文字のリクエストがありましたら少しずつ増やしていこうと思っています。