在庫しているいろいろな木材

夏の名残の暑さが2・3日続いています。
この時期に子供(長男)が風邪を引いたために、看病と世話で仕事が滞りました。 こういう時は下の子がまだまだ手がかかるために、どうしても世話に駆り出されます。

ホームページに載せている表札はだいたいウォルナットやメイプル、ホワイトオークや栗などが主ですが、もっと他の材料でも作りたいな…とも思っています。
また、だいぶ前に仕入れた材料でもお知らせしていなかったり、サンプルとして作品を作っていないと雰囲気も伝わらずに眠っている木材も多数あります。

子育てや注文の作成に追われていると新しいことができずにずっとそのままなのですが、折りを見て時間を作って新作を作らなければなあと思っています。

ひとまず在庫している木材のご紹介をします。

画像の説明

写真の右の赤い木材はカリンです。
比重が大きく、小さいのにずしっと重みを感じます。
独特の木目と色合いが魅力的です。耐久性もしっかりしていますのでオイル仕上げで作りたいところです。

他数枚の茶色い木材が板目板(波紋状の木目)のチークです。
チークは扱うほど独特な木材です。
鋸でカットすると、断面が緑色をしています。時間とともにその色はなくなりますが、最初は驚きました。

油分を多く含んでいて、糸鋸で切ると他の木材とは全く違う音と切りくずが出てきます。
一般の木材は「ザクザク」だとすると、チークは「ズブズブ」という感じです(大げさに言うと)。切りくずはエアーで飛んで行かず、ぼそぼそとまとわりついてきます。細かな造作が大変ですが、その豊富な油分のために板の反りが少なく、また耐久性も高い木材として知られています。

カリン・チークともになかなか高価な木材です。

それから最近仕入れた2つの木材をご紹介します。

天然木曽檜

これは天然木曽檜の厚板です。
かなり高価な部類でしたがチャレンジしようと思って仕入れてみました。
檜は針葉樹です。ひのき風呂などで有名ですよね。
お風呂に使われるくらいの耐久性、耐水性がある木材です。
そして人工林のひのきよりも天然木としての檜は目の細かさが特徴です。そして檜特有の香りが素晴らしいです。

でも杉や檜などはいかにも和風というイメージがありますよね。デザインと他の樹種との組み合わせで、一味違った雰囲気の作品が作れたらと思います。

何十年もかけて成長した木材、大事に使いたいなと思います。

神代ニレ

長い歳月の木材と言ったら、神代というものがあります。
これは木の名前ではなく、長い間地中に埋もれていた埋もれ木をさします。おそらく1,000年以上と言われています。遥かな時間保たれた木が手元にあると思うと不思議な気分です。
この写真はニレの神代です。鮮やかな緑色になっています。
加工してどんなものに仕上げるか、とても楽しみです。

画像の説明

最後は色味の比較です。
すべて荒材のままですが、上がウォルナット、真ん中が神代ニレ、一番下が木曽檜です。

木の特性、魅力は様々です。
新しく驚きのあるものを提案できるように頑張ります。

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