制作風景 文字の取り付け

朝晩はまだ寒いですが、昼間の気温や日差しが強くなってきました。夏が近づいてきたなあと実感します。

今月でみつより舎は3年目に入ります。
まだまだ経験は浅いですが、向上心・チャレンジ精神で頑張ってます。

以前にもブログに掲載しましたが、表札の制作風景・文字の取り付けを書いてみます。

丸型表札

今回はこちらの丸型表札です。
12cmでベース板がホワイトオーク、フレームと文字がウォルナットでオイル仕上げ。文字のフォントはmonospaceというフォントです。

ベース板・文字・フレームなど、すべてを切り出し、ヤスリかけをして、オイルの塗布、浮き文字加工のピンの取り付けをします。ここまでで早くても3~4日です。
地味な作業ですが、ここからは完成度を左右する取り付け作業です。というか、これが失敗すると修正が難しく、これまでの日々も水の泡です。

画像の説明

制作依頼をされたお客様と作ったデザインをそのまま実寸大に印刷し、それを作ったベース板に貼りつけます。ベース板に切り抜きをした場合は、光に透かして切り抜き部分と印刷してある紙の文字を重ね合わせます。そうすると浮き文字を取り付ける場所との間隔やデザインを保つことができます。

切り出した文字にはピンが取り付けてあるので、貼った紙の文字の上に置き、ガイドになる定規やスコヤ(直角定規)など、いろいろな道具を使って位置を決めます。
これが難しい!のです。

プラスチックや鉄などの工業製品のように均一な素材なら良いのですが、自然素材の木を扱っているため、固い部分・柔らかい部分が影響します。この場所に穴を開けよう、とドリルで穴を開けても、刃が柔らかい方に流れてしまう事もあります。木目や樹種による性質の違いもあり、毎回毎回の試行錯誤が続きます。

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いろいろな方法を試しましたが、「ここだ!」と決めた場所に、文字を上からぎゅーっと押して紙にピンの跡をつけて、一つ一つ確かめながら穴を開けていく、というのが最善の方法です。 最初の方法に戻ったのですが、色々とコツをつかみましたので失敗は少なくなりました。

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そうしてすべての文字の穴を開け、接着する前にもう一度すべてを置いてみます。おかしな部分や曲がりがないかを確認します。

画像の説明

文字が浮いて光が入り込んでいるのが写真で分かると思います。 この加工をしたいために苦労しているわけです。

フレームがつく表札の場合は、ベース板と文字との浮き幅は約5mmにしています。フレームは文字を保護する役割もあるので、5mmほどの浮き幅があっても違和感がありませんし、何かが引っかかることも少ないと思います。

表札のデザインやレイアウトはPC上で行いますが、それが文字通り立体的なものに作るとまた違う雰囲気になります。

人間には錯覚やそれぞれのバランス感覚があります。
ずっと見ていると違和感がなくても、パッと見た時の印象がおかしい時もあります。
パソコンでしっかりバランスを取ったとしても、人が感覚的に違和感を感じるなら修正が必要な時もあります。

なんでも鵜呑みにしないで直感を大事にしないといけません。難しいなあ…と思う毎日です。

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