子どもの入院
全国的に寒さが到来しているようです。
家でキーボードを打ちながらも窓の隙間からビューッと寒々しい音が聞こえてきます。秋が終わりを迎えている感じです。
安曇野から見える北アルプスは、白く色づいていました。
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前回のブログで子どもを風邪ひかせてしまったと書きましたが、その後入院してしまいました。
これまで伏せていましたが生まれつき心臓疾患があり、今回は風邪で重度化してしまい、入院となってしまいました。
熱が出て咳き込みが激しいと、本人も相当辛いようでぐったりしていましたが、おかげさまでここ2~3日は元気になり、病棟のプレイルームで大半を過ごしています。
ただでさえ心疾患は大変ですが、そこに加えて自閉症児ならではの難しさもあり、付き添う親が疲れてしまうので交代での付き添いお泊りをしていました。
母親にべったりの子だったので、一晩でも別れるのは大泣きするのではと心配しましたが、妻が今日は帰るよ、としっかり伝えてあげたら別れるときに手を振ってバイバイまでしていました。なんという成長!
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私は普段、子どもとの時間を多くとっていると思っていましたが、入院の付き添いの時間はほぼ一日中一緒。とても濃厚な時間です。
プレイルームにブロックがあり、ずっとそれで遊んでいました。もちろんまだ子供は満足に作れないので、付き添う私や妻が作ってあげます。 だんだん親の方が熱中しだして、子どもそっちのけで複雑な構造を組み立てようとしていました。
こどもの最近の遊びは、ものを乗せたり並べたりをものすごい集中力で行っています。 すごく真剣なので、少しでも土台のブロックが弱くて崩れるとものすごく悲しくなって嘆き叫びます。なのでこちらのストレス軽減のためにも、上手なブロック構造体の制作は必須なわけです。
沢山のゴム人形やおもちゃの野菜やらオセロの駒を乗せて満足気でした。しっかりと向きも一方向です。本人のこだわりなんでしょうか。
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一晩付き添いをして、翌日母親がやってくると、子どもは子どもなりに張りつめている気持ちが緩むらしく、泣き出したりすぐに抱っこに行ったりします。
ずっと一晩一緒にいてお父さん好きになったんじゃないの?と思っていたのに…少し悲しい。
それでも、この子なりに成長したんだと感じさせられた日々です。