夏が過ぎても

近くの田んぼでは稲刈りが始まりました。

長野県では横棒に稲架かけ(はざかけ)が一般的です。稲穂が下になり、根元が上にきます。雨で濡れすぎないように、上になる根元部分にブルーシートやビニールをかけている人が多いです。 もっと景観に合うようなものはないでしょうか?

自分の小さい頃は、縦棒に交互に稲わらを積み上げていく稲かけ(こう呼んでいた気がする)をしていました。
東北の稲刈りは長野より大規模の農家が多いせいか、今では稲かけをする農家は少なくなりました。
コンバインがモミ袋にコメを入れて収穫する時代もありましたが、いまは一気にトラックにコメを移してしまう、グレンタンクというシステムを導入している農家も多くなりました。
農家は仕事が楽になったと思いますが、少々懐かしさと寂しさもあります。

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近所の家では金木犀がオレンジの花を咲かせ、あの独特の香りが漂ってきました。

もう秋です。

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ところで、うちの子どもは夏が過ぎて秋に入ったにもかかわらず、相変わらずアイスを食べます。しかも一度に3つとか(もちろん丸ごとは多いので半分こします)。

卵と牛乳のアレルギーがあるので選べるものが少ないのですが、これまで大好きだったのがドールのフルーツ100のマルチパック。なかでもぶどう味が大好きで、最初に全部食べてしまっていました。

大人も夏はアイスを食べたいので、子供のとは別にガリガリ君を買っていましたが、いまでは子供はこっちの方が好きになったみたいで、冷蔵庫を開けては水色のアイスを取り出してきます。
自分が食べたくて買ってくるのに、2~3日でなくなってしまう…。しかもほとんど食べられる…。

自閉の子は口の感覚過敏があるようで、うちの子どももひどい偏食があります。 
ご飯ものは一粒も食べず、魚や肉も大部分は食べません。
食べるものの数を数えたほうが早いのですが、その好き嫌いの傾向をみると、口の中でバラバラ・パサパサするもの・苦味・渋いというものがダメみたいです。あと食わず嫌い。

逆に好きなものは、水分が多く、ジューシーなもの。アイスや果物は好物です。

さすがにアイスばかりでお腹いっぱいになっても、あとでお腹を下してしまうのでそればかりは食べさせませんが、本人が喜々と持ってくるんですよね、足やおしりで冷蔵庫を閉めて。
まだ指先が不器用なので、砕いてスプーンで食べさせます。

いまはぶどうをよく食べてくれます。でもぶどうもデラウエアは食べるけど、巨峰系のちょっと渋みがあるのは食べない…とここでも偏食。

ところで、棒アイスを食べた後の木の棒って、どうしますか?大抵は捨ててしまいますよね。

わたしは洗って乾燥させてから、紙やすりを両面テープでくっつけて、木材の研磨に使っています。

やすりかけ

妻から、こんなみっともない事は書かないほうがいいと言われていましたが、結構有効な使い方じゃないかなあと思い書いています。

私の仕事の細かい部分のやすり掛けは工夫が必要です。
小さな漢字を切り出した時など、5mm角の四角の中を磨き上げるとか、鋭角な隙間を適度な力を込めて磨くとか、ペーパーと手だけではうまく仕上げられません。

不要な鉄板を細長く切ったり、角材にペーパーを巻き付けたり。そんな中で、アイスの棒は意外と条件に合っています。
適度なしなりと薄さ、やすりが使えなくなったらそのまま捨ててもいいし。

工夫次第で出来上がりや作業の時間短縮にもつながるので、わりと重要な事です。

夏が過ぎても、アイスの棒はこれからまだまだ増えそうです。

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